儀礼・実践
走陰
湘西苗族の女性霊媒(仙娘・仙姑)が行うとされる術の呼称の一つ(康豹論文の記載)。
資料の記述
康豹(2020)論文は湘西の儀式専門家の型を列挙する中で、「仙娘」を苗語話者中心の靈媒性質の型とし、別称として「仙娘走陰」を挙げる
この記述の範囲: 康豹論文 頁225、湘西の儀式専門家6分類のうち第6項
- 苗漢之間──湘西道教與儀式專家傳統初探 康豹論文 頁225「仙娘」の項(儀式専門家6類の第6項)
康豹の論文(2020)が引く石啟貴の記録(『湘西苗族實地調查報告』頁519)によれば、仙姑は青い布で顔を覆い、歌いながら足で「登車」する所作をして天へ向かい、病人の家の祖先の魂を探すとされる
この記述の範囲: 康豹論文 頁243-244が引く石啟貴の記録
- 苗漢之間──湘西道教與儀式專家傳統初探 康豹論文 頁243-244、注90・91が引く石啟貴の引用文
同記録によれば、寿命の長短を問われた仙姑は閻王の元へ赴いて生死簿を確かめ、病人の名がすでに消されていれば助からないと告げるとされる
この記述の範囲: 康豹論文 頁244が引く石啟貴の記録
- 苗漢之間──湘西道教與儀式專家傳統初探 康豹論文 頁244、石啟貴の引用文中盤
石啟貴自身は仙姑走陰を「社会の迷信の一つ」と位置づけつつも、その儀式次第を詳しく書き残している
この記述の範囲: 康豹論文 頁243が紹介する石啟貴のスタンス
- 苗漢之間──湘西道教與儀式專家傳統初探 康豹論文 頁243、石啟貴の姿勢についての本文の説明