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瓦石で棺を塞ぐ(僵屍の帰還を防ぐ法)
夜に棺を出て歩き回る僵屍が戻れないように、留守のあいだに棺を瓦や石で満たしておく法。『續子不語』卷三「犼」に例があり、棺の蓋を隠す法と並べて語られる。
資料の記述
瓦石で棺を塞ぐ(僵屍の帰還を防ぐ法)は犼に現れる。棺から出て歩き回る屍を見た男が、屍が外出している間に瓦や石を棺いっぱいに詰めておいたところ、屍は戻ってきても中に入れず、目を怒らせて男を探し始めたと記される。
この記述の範囲: 『續子不語』卷三「犼」全文
- 續子不語 03 續子不語 卷三「犼」
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 馮藝超(2007)論文、頁213-214、項目6「怕失棺上蓋或棺中填滿瓦石」
馮藝超の論文(2007年)は、棺を僵屍の身を置く所と見て、瓦や石で棺を満たして戻れなくする法を、棺の蓋を隠す法と並べ、どちらも僵屍が恐れることとしてまとめる。論文は、瓦石が効くとされるのは、石で邪を鎮める「石敢當」の信仰から出たのではないかとし、石は長く朽ちないうえ、邪を押さえる力を持つと考えられてきた、と述べる。
この記述の範囲: 馮藝超(2007)の論文の解釈(印刷頁213〜214)
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 印刷頁213〜214、(二)の6「怕失棺上蓋或棺中填滿瓦石」
棺に戻れなくする話には、瓦石で塞ぐほかに、棺の蓋を隠す話もある。『子不語』卷十二「兩僵屍野合」では、壮士が「僵屍は棺の蓋を失うと祟れない」と前から聞いていたので、屍が墓を出たすきに蓋を盗んで隠した。戻った屍は蓋が無いのに困りはて、長いあいだ探し回ったあと、もと来た道をよろめきながら走り去り、鶏が鳴くと道ばたに倒れた。
この記述の範囲: 『子不語』卷十二「兩僵屍野合」第1段・第2段(維基文庫の翻刻)
- 子不語 卷12 子不語 卷12「○兩僵屍野合」第1段の末尾と第2段