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棗核(僵屍の手を放させる法)
屍に抱きつかれて離れないとき、棗の種七つを屍の背の急所に打ち込むと手がゆるむという法。『續子不語』卷八は、河南では野に置かれた棺が多く、屍が人を抱えこんで離さない患いがよくあったが、土地の人はこの法で治したと書き、死んだばかりの屍が走り出す「走影」にも効くとする。
資料の記述
棗核(僵屍の手を放させる法)は僵屍挾人棗核可治(續子不語卷八)に現れる。河南の地では、野ざらしの棺から出た屍に人が抱きつかれて挟まれる患いがあると土地の者が語り、両手が裂けても屍が離れないときは棗核七個を屍の背中の急所に打ち込めば手が離れるとし、新しく死んだばかりの屍が走り出す「走影」にも同じ方法が効くとされると記される。
この記述の範囲: 『續子不語』卷八「僵屍挾人棗核可治」全文
- 續子不語 08 續子不語 卷八「僵屍挾人棗核可治」
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 馮藝超(2007)論文、頁216-217、項目9「棗核七個」
馮藝超(2007)は、棗の種七つを屍の背の急所に打ち込む法が、長く葬られずに野に置かれた棺の屍にも、死んだばかりで動き出した屍にも効くとされることに目を留め、棗が効く理由を、棗が仙人と縁の深い果物だったからではないかと推し量る。例として、『漢書』郊祀志で公孫卿が武帝に、仙人を招くには館を建てて干し肉と棗を供えればよいと言ったこと、『後漢書』方術列傳で郝孟節が棗の種を口に含んで何年も食べずにいられたとされることを挙げる。
この記述の範囲: 馮藝超(2007)の解釈。著者自身が推測だと断っている
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 頁216〜217、項目「棗核七個」と注54・55