モチーフ
銘旌(明旌・丹旐)
- 銘旌
- 明旌
- 旌銘
- 丹旐
死者の姓名・官銜を題した長い旗。出殯のとき担いで行き、葬るとき柩の上に置くとされる(研究所が参照した資料の範囲)。
資料の記述
萌典は「銘旌」を、喪礼で霊柩の前に立てる長い旛の喪具とし、名望のある人が死者の姓名・官銜・封贈・諡号を題すと説明し、『周禮』春官「大喪共銘旌」と『儒林外史』第二十六回を引いて、「明旌」「旌銘」とも書くとする。「丹旐」は喪家が死者の名銜を題す銘旌と説明する
『清稗類鈔』喪祭類の「喪用之銘旌」の条は、銘旌を喪具とし、近代は深紅の帛に粉で官爵を書き、中央の行の字数は偶数にしないとし、大殮の後に竹の竿に懸けて霊の右に置き、出殯の日には人に担がせて行き、葬るときは竿と題者の名を取り去って旌を柩の上に置くと記す
この記述の範囲: 『清稗類鈔』喪祭類「喪用之銘旌」
- 清稗類鈔(喪祭類) 清稗類鈔 068(喪祭類)「喪用之銘旌」の条(2 段)
出殯(棺を墓所へ送り出す行列)は銘旌(明旌・丹旐)に関わる。蘭陽博物館の電子報は、宜蘭の出殯では女婿・孫婿が銘旌(死者の銜名を書いた長い旗)を持つが今は紅包を渡して人に頼むとし、柩の後には子が魂帛を捧げ幢幡を持って続き、家族は布の条を持って哭きながら歩くと記す
この記述の範囲: 台湾・宜蘭地域
- 事死如事生~漫談宜蘭地區的喪葬儀式(上)(下) (下)「4. 出殯」の段
出殯(棺を墓所へ送り出す行列)は銘旌(明旌・丹旐)に関わる。中国文化大学の修士論文が『台灣私法』から引く官員の喪礼では、柩を墓へ送り出す発引のとき、先頭に旗人は丹旐、漢人は銘旌を立て、次に儀従・明器・霊車・功布・柩の轝が続き、喪主らは絰と杖を持ち喪服で、男は柩の脇を歩き、女性は柩の後から輿で従うとされる
この記述の範囲: 論文が引く『台灣私法』の官員の喪礼(発引)
- 台灣殯葬儀式之時空演變 紙面 29 頁(PDF 39 頁)冒頭の段