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握雷局(雷を握る手訣)
- 握雷局
握雷局は、道教の雷法(雷の力を使うとされる法術)で結ぶとされる手訣(指で作る手の形)である。指で掌を押さえて拳のような形にする、と道教文化中心資料庫は説明する。
資料の記述
握雷局(雷を握る手訣)は掐訣(手訣)の一種である。道教文化中心資料庫は、握雷局を雷霆七十二司を表す訣目で雷法で必ず行う法とし、五指を掌の上で合わせて拳のような形にすることからその名があり、召雷や邪を収める法術に多く用いられ、結ぶときには五臓の炁を運らせて真炁を掌に注ぐ、と説明する。
この記述の範囲: 道教文化中心資料庫「握雷局」項
- 握雷局(道教文化中心資料庫) 「握雷局」項 本文 前半と後半
道教文化中心資料庫の「握雷局」の項は、握雷局には左雷右霆の別があり、左手の雷局(陽雷)は第二・第三指で掌心を押さえ親指で子文(第四指の付け根)を押さえ、右手の雷局(霆、陰雷)は同じ形で親指が亥文(第五指の付け根)を押さえる、と指の形を説明する。
この記述の範囲: 道教文化中心資料庫「握雷局」項
- 握雷局(道教文化中心資料庫) 「握雷局」項 本文 中ほど(「握雷局有左雷右霆的差別」以下)
北宋の王文卿の言として伝わる『沖虛通妙侍宸王先生家話』は、雷を召して事を行う前に呼ぶ使者が来たかどうかをどう確かめるかという問いに、静かに黙し、歯を叩き、雷局を握って法どおりに召し、呪の音を心の中で唱えていると、眉間がかゆくなったときに使者が来ている、と答える。
この記述の範囲: 『沖虛通妙侍宸王先生家話』(維基文庫の翻刻。頁の表示は北宋、正統道藏 正一部)
- 沖虛通妙侍宸王先生家話 問答の中ほど、使者の到来をどう確かめるかを問う段
元末明初ごろの成立とされる道書『法海遺珠』は、卷二十一の日々の坐功で、左手に雷局を握り、北西にあたる乾の方に座って南東にあたる巽の方を向き、その方角の気を一口取って下腹の丹田(気を蓄える所)に下ろし、右手の雷局は臍の下に当てて動かさず、左手で使者を呼ぶ指の形を作る、と行い方を書く。卷二十六の将を遣わす法では、両手に雷局を握って身を伸ばし、腎の水を背骨に沿って頭頂へ上げて心の火に注ぎ、水と火がぶつかって轟く音を立て、目をめぐらすのが稲妻、局で打つのが雷になる、とする。
この記述の範囲: 『法海遺珠』卷二十一と卷二十六(維基文庫の翻刻)
- 法海遺珠 卷二十一の日々の坐功の段と、卷二十六の将を遣わす法の段