儀礼・実践
做功德・功果(死者の超度の法事)
- 做功德
- 做功果
喪家が道士や僧尼を呼んで行う、死者を超度・超薦する法事(研究所が参照した資料では、台湾で「做功德」、泉州南部で「做功果」と呼ばれる)。
資料の記述
黑頭道士・烏頭道士は做功德・功果(死者の超度の法事)に関わる。謝宗榮は、台湾の民間では今も紅頭は度生、黑頭は度死を主とすると見られているとしつつ、烏頭の系統の靈寶派の道士の日常の仕事は、五術の業務のほか主に新しく亡くなった人の超薦(俗にいう「做功德」)と超度にかかわる業務で、臨時・年例の祭典(祈安三獻・建醮・禮斗など)も宮廟や集落のために行うと書く
この記述の範囲: 台湾の烏頭(靈寶派)の道士(謝宗榮の概説)
- 臺灣道教科儀與庶民生活 頁 11 中段「臺灣民間對於傳統的道壇」から右段「等法會」まで
記事「泉南道士的丧事功果法事活动」は、泉南の功果の道場の「转藏」(「牵」とも)では、孝男・孝女が長円形の紙の「藏」を引いて軸のまわりに回し死者を呼んで泣くあいだ、道士が「铜玲」を手で振り経呪を唱え、ときに花枝水を撒き、牛角を吹き、法縄を振り、草の筵を打つと書き、紙の藏が破れるまで続けて亡魂を超度するとする
この記述の範囲: 泉州南部の道士の功果(喪事の法事)
- 泉南道士的丧事功果法事活动 「△『转藏』」の段
記事「泉南道士的丧事功果法事活动」は、泉晋の道教は正一派で道士は妻帯し、泉南では家に喪事があれば(幼児の夭折を除き)多くが道士を呼んで経を誦し引魂させ、裕福な家は死者のために功德も頼むとし、功果の規模を「火光」(当日か翌日の午後から晩まで)・一昼夜・二三昼夜、まれに七昼夜と分ける
この記述の範囲: 泉州南部の道士の喪事
- 泉南道士的丧事功果法事活动 冒頭から規模の列挙(一・二・三)まで
記事「泉南道士的丧事功果法事活动」は、泉南の功果の「召灵、进表」では、主事の道士(「中尊」)が表を進めたのち、香を持ち幡を執る孝男・孝孫と楽隊を率いて村の街道を巡り、吹き打ちしながら霊堂の死者の位牌の前に戻る、これを一日に何度も繰り返すとし、閩南の俗語「举香随师公」はこれを指すと書く
この記述の範囲: 泉州南部の道士の功果
- 泉南道士的丧事功果法事活动 「△『召灵、进表』」の段
蘭陽博物館の電子報は、宜蘭では大殮のころ宗教に応じて司功(司公)か僧尼を家に呼んで宗教儀式を行い、魂帛・招魂幡を作り、道僧に誦経・法事をしてもらうことを俗に「做司功」と呼ぶとし、出殯の日には封釘の後に僧尼が家族を導いて霊柩のまわりを三度めぐらせる(「旋棺」)と書く
この記述の範囲: 台湾・宜蘭地域の喪葬(林清泉の解説)
- 事死如事生~漫談宜蘭地區的喪葬儀式(上)(下) (下)「17. 宗教儀式:作功德與作七」の段と「4. 出殯」の段の冒頭
呂錘寬の文は、台湾の漢人社会に広くある道教の超度拔亡は昼から夜まで行う「午夜功德」の規模が普通で、開魂路(魂の道を開く)・發表・請神・祭藥煞、頒赦(赦しを届ける)・沐浴・解結、打城(地獄の城を破る)・過橋・填庫と、亡魂の超昇のための経懺からなり、亡者の家に道場を設け、中心となる儀式は頒赦と打城だと記す。
この記述の範囲: 陳榮盛の拔亡の法事(呂錘寬の調査、1997年の臺南市安南區の例を含む)
- 荣盛鼎陞——陳榮盛道長的道術成就與貢獻 「一、道教科儀宣行的藝術」の後半(「普遍存在臺灣漢人社會的道教法事為超度拔亡」から図13・14の説明まで)