儀礼・実践
西拉雅夜祭
台湾の西拉雅族が、阿立祖に感謝し、季節の巡りに合わせて祈る年ごとの夜の祭り。吉貝耍・頭社・番仔田・六重溪の部落で今も行われ、旧暦の九月か十月の夜に、豚を供えて願いの礼をすることと、多くは女性が輪になって古い言葉で歌い踊る牽曲を軸にする。
資料の記述
阿立祖への感謝と歳時祭儀を兼ねる西拉雅族の年中行事『夜祭』で、牽曲・獻豬などの儀礼を含むとされる
この記述の範囲: 西拉雅國家風景區管理處の記事
- 認識部落儀式 冒頭および『牽曲』節
西拉雅夜祭は台湾に見られる。東山區・大内區・官田區・白河區それぞれの部落(吉貝耍、頭社、番仔田、六重溪)で現在も夜祭が行われているとされる
この記述の範囲: 西拉雅國家風景區管理處の記事
- 認識部落儀式 『認識各部落的夜祭』節
西拉雅國家風景區管理處の案内によれば、各部落の夜祭は日が違い、東山の吉貝耍の阿立母の夜祭は旧暦九月五日の夜半、白河の六重溪は旧暦九月十四日の夜から十五日、官田の番仔田と大內の頭社は旧暦十月十四日の夜から十五日に行われる。内容は部落ごとに違うが、どの夜祭も豚を供えて願いの礼をすることと、牽曲という歌と踊りの二つを軸にする。
この記述の範囲: 西拉雅國家風景區管理處の頁「認識部落儀式」の「認識各部落的夜祭」の節
- 認識部落儀式 『認識各部落的夜祭』節
西拉雅國家風景區管理處の案内は、夜祭で欠かせない牽曲を、多くは女性が裸足で両手を交差させてつなぎ、輪になって二歩進み一歩下がる踊りをしながら古い言葉で歌うものとし、歌は七年の飢饉の雨乞いや祖先の加護を偲ぶ歌とも言われると書く。祭りに西拉雅の文化を最もよく映すのは、「向」・豚・牽曲の三つだとする。案内は「向」が何かを説明していないが、「向」は「説く」ものとも「行う」ものとも書き、それができない所では、ふつうの言葉で事のいきさつを述べたり、ふつうのやり方で「向水」を取って福を祈ったりして代えるという。牽曲ができない所では人形劇や歌仔戲(台湾の歌芝居)で代え、豚を殺さない所では供物を豊かにして代える、とも書く。
この記述の範囲: 西拉雅國家風景區管理處の頁「認識部落儀式」の「影響傳統文化的三大要素」「牽曲」の節
- 認識部落儀式 『影響傳統文化的三大要素』節と『牽曲』節
西拉雅國家風景區管理處の案内によれば、西拉雅の祭儀で神と人の仲立ちをするのは尪姨と呼ばれる女性で、太祖・阿立祖の代弁者として、儀式・呪文・身ぶり・法具で神と通じ、族人の病を治し災いを除く巫医でもあった。今の夜祭でも尪姨が「向」を唱え、語り、呪文を唱えて儀式を主宰し(案内は「向」が何かを説明していない)、牽曲を率いて神を楽しませ、公廨(祀りの場)の広場で豚を献じて神々を拝む。
この記述の範囲: 西拉雅國家風景區管理處の頁「認識部落儀式」の尪姨の節
- 認識部落儀式 『負責主持宗交儀式的女巫-尪姨』節と『為連結阿立(Alid)的靈魂人物』節