話
棺屍求祭
『子不語』卷十七の一話で、李氏の家の広間の傍らに葬られないまま置かれた古い棺から、紗帽(官人のかぶる紗の帽子)をかぶった白い髯の首が出て、飢えと渇きを訴えて祭りを求める。礼として、棺の中から、明の萬曆帝から賜ったという袍服が差し出される。棺の主は李氏の高祖(祖父の祖父)で、明の侍郎(中央の役所の次官)だった。
資料の記述
『子不語』卷十七「棺屍求祭」では、葬られないまま置かれた古い棺から、紗帽をかぶり白い髯の首が出て飢えと渇きを訴えて祭りを求め、棺の中から明の萬曆帝から賜ったという淡い黄色の袍服を礼に差し出し、棺の主は李氏の高祖で明の侍郎だったとされる
この記述の範囲: 『子不語』卷十七「棺屍求祭」
- 子不語 卷17 子不語 卷17「棺屍求祭」
棺屍求祭は子不語に現れる。『子不語』卷十七に収められた一話。話の主は常州の御史(官吏を監察する官)の吳龍見の弟で、李氏の家に住み込んで教えていたとき、広い広間の傍らに埃をかぶった古い棺があるのを見慣れていたとする。話の終わりに、棺の主は李氏の高祖(祖父の祖父)で明の侍郎(中央の役所の次官)の李傑であり、子孫が多くて風水(墓地の吉凶の占い)に惑い、葬らずに置いていたのだと記す。
この記述の範囲: 『子不語』卷十七「棺屍求祭」の冒頭と末尾
- 子不語 卷17 子不語 卷17「棺屍求祭」の冒頭と末尾
馮藝超(2007)は、『子不語』の僵屍はほとんどが平民で、朝廷の礼服を着たり官位をもったりする者は見えないとし、その中でこの話の、紗帽をかぶって祭りを求め、萬曆帝から賜った袍服を礼に差し出す前明の侍郎だけが例外だと指摘する。
この記述の範囲: 馮藝超(2007)の整理
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 頁203-204「(二)僵屍的身分及形象」の冒頭