話
何翁傾家
『子不語』卷九の一話。亡くなった長男の嫁の霊と、その霊を送るはずだったあの世の護送役の霊に家の嫁たちが取りつかれた何翁の家に江西の道士が来て、札と剣で霊を瓶に封じ、墓を開いて屍を焼かせて祟りを絶つが、何翁はそのために家を傾ける。
資料の記述
何翁傾家は子不語に現れる。『子不語』卷九「何翁傾家」では、亡くなった長男の嫁の霊と、その霊を遠くへ送るはずだったあの世の護送役の霊が、次男の嫁と三男の嫁に入れ替わり取りつき、何翁は二年にわたって術者を探し回る。そこへ江西の道士が招かれて来て、十数枚の札を家の前後の門に貼り、部屋で剣を持って星を踏む歩みをする。屋根の隅で雷のような音がすると嫁たちは伏し、道士は小さな瓶を掲げて霊が入ったと言って口を封じた。道士が長男の嫁の墓を開かせて棺を斧で割ると、顔は生きているようで、こわばった屍から血が出た。屍を焼いた灰を瓶とともに埋めて石で押さえると、祟りは絶えたが、何翁はこれで家を傾けた。
この記述の範囲: 『子不語』卷九「何翁傾家」の最後の段
- 子不語 卷9 卷九「何翁傾家」第四段(江西の道士が来る段)