話
茅山道士(埋憂集)
『埋憂集』卷六の一話。茅山から来たと名のる旅の道士が、医者に術を授けると見せて金を取って去る。評は僧や道士の幻術にだまされる話を重ねる。
資料の記述
茅山道士(埋憂集)は埋憂集に現れる。『埋憂集』卷六「茅山道士」では、茅山から来たと名のる旅の道士が、はやらない腫れ物の医者に、これで一生食べるに困らないと言って薬の方を授けて親しくなり、のちに竹筒から呼び出すと背丈三メートルほどの青い顔の鬼に変わる小人を見せ、医者が恐れて収めてくれと頼むと、収めるには十両要ると言って金を取って去る。評は、僧や道士は幻術で人を欺くことが多いとし、続けて、府の元小役人でまじないで病を治すと評判だった楊道士が、病人の家に道士を何人も呼んで壇を設け、髪を振り乱し剣を持って作法する最中に、病人が死んだという話を記して笑う。そして、分を超えた富を望む者で茅山道士に笑われずに済む者はまれだ、と結ぶ。
この記述の範囲: 『埋憂集』卷六「茅山道士」
- 埋憂集(目録と本文の一頁本) 卷六「茅山道士」と外史氏の評