話
盜棺(清稗類鈔 盜賊類)
- 盜棺
『清稗類鈔』盜賊類の一条で、阿片を棺に隠して柩送りを装う手口を述べたあと、宣統二年(1910年)に廈門の関所で役人が開けさせた柩の中に、息のある老人が臥していて、しばらくして伸びをして目を覚ました出来事を記す。
資料の記述
盜棺(清稗類鈔 盜賊類)は清稗類鈔に現れる。阿片の禁が厳しくなると、悪い商人が阿片を棺に入れ、白い喪服で泣きながら柩を故郷へ送るふりをした、と記される。
この記述の範囲: 『清稗類鈔』盜賊類「盜棺」冒頭の一文
- 清稗類鈔(盜賊類) 盜賊類「盜棺」冒頭(「鴉片之禁既嚴」の句)
盜棺(清稗類鈔 盜賊類)は清稗類鈔に現れる。同じ条は、宣統庚戌の年に廈門のある関所で、柩を担いで通る者の様子が怪しく、役人が密輸の阿片を疑って問い詰めると言葉に詰まり、開けると中に息のある老人が寝ていて、やがて目を覚ました、と記す。役人は役所に送って調べさせた。続けて、老人は酒に酔って死んだとされ近くの山に葬られた富家の翁で、柩を担いでいたのは墓荒らしで、棺が堅くて開かず、人に見られるのを恐れて担いで帰りゆっくり開けようとしていたのだろう、と推量の形(身元と正体の両方を「蓋」で書く)で結ぶ。
この記述の範囲: 『清稗類鈔』盜賊類「盜棺」本文
- 清稗類鈔(盜賊類) 盜賊類「盜棺」本文(「宣統庚戌」から末尾まで)
『清稗類鈔』盜賊類「盜棺」で、関所の役人に開けさせた柩の中の老人は、しばらくして伸びをし、自分は本当に酔ったのか、うまい酒があればまだ十数斗は飲める、と言った。続けて目をみはって辺りを見回し、どうしてここにいるのか、夢ではないのか、と言った。条の結びは、柩を担いでいた墓荒らしは、棺が堅くて開かず、長く手間取れば人に見られると恐れて担いで帰り、ゆっくり開けるつもりで、棺の木も焚き付けにはなると考えていたのだろうが、事は露見してしまった、と推し量る。
この記述の範囲: 『清稗類鈔』盜賊類「盜棺」の後半
- 清稗類鈔(盜賊類) 盜賊類「盜棺」、柩を開けたあとの老人の言葉から末尾まで