用語
紫僵・白僵・綠僵・毛僵(棺の中の僵屍の呼び分け)
- 紫僵
- 白僵
- 綠僵
- 毛僵
『子不語』卷九「掘塚奇報」で、墓荒らしの朱某が棺の中で見た僵屍の種類として挙げる語。
資料の記述
紫僵・白僵・綠僵・毛僵(棺の中の僵屍の呼び分け)は掘塚奇報に現れる。墓を暴いて家を興した朱某がかつて語った言として、棺の中の僵屍は一様でなく、紫僵・白僵・綠僵・毛僵などの類があったと記す。
この記述の範囲: 『子不語』卷九「掘塚奇報」末段(朱某の言として)
- 子不語 卷9 子不語 卷9「掘塚奇報」末段(「朱嘗言所見…」で始まる段)
馮藝超論文は、紫・白・綠・黑はいずれも僵屍の毛の色の形容だろうとし、毛の長さは新死と久死の時間の違いに関わるらしいが、毛色が違う理由は話の中で述べられていないとする。
この記述の範囲: 馮藝超(2007)印刷頁201
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 印刷頁201(PDF 13頁)、第五類の説明に続く段
『子不語』卷二の「秦中墓道」は、陝西の鳳翔より西では人が死んでもすぐには葬らず、血肉が消えるまでさらしてから埋める習わしがあり、そうしないと屍が祟るものになると言われると書く。消えないまま葬った屍は地の気を得て、三か月ののちに全身に毛が生え、白い毛のものを白凶、黒い毛のものを黑凶と呼び、人の家に入って災いをなす、という。
この記述の範囲: 『子不語』卷二「秦中墓道」の第一段(維基文庫の翻刻)
- 子不語/卷2(「秦中墓道」を含む巻2の全文) 卷二「秦中墓道」の第一段
馮藝超の論文(2007年)は、『子不語』の正編と続編に出る僵屍を十三の類に分け、そのはじめの四類に「掘塚奇報」の紫僵・白僵・綠僵・毛僵を当て、白僵には「秦中墓道」の白凶を同じものとして括弧で添え、第五類を「秦中墓道」の黑凶(黑僵)とする。
この記述の範囲: 馮藝超(2007)印刷頁201
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 印刷頁201、第四節の第一項(僵屍の類型)の冒頭