文献
家禮
一家で行う礼の決まりをまとめた書(序は、古今の書を調べて「一家の書」にしたと言う)。四庫全書本の頁は「宋 朱子 撰」と表示するが、巻頭の解説(提要)は朱子の書ではないとする説を認めている。卷四が喪禮で、死者に着せる衣の決まりがある。
資料の記述
家禮には、壽衣・殮服(死者に着せる装束)についての記述がある。
この記述の範囲: 『家禮』(四庫全書本)卷四 喪禮(維基文庫の翻刻)
- 家禮(四庫全書本)卷四 喪禮 家禮(四庫全書本)卷四 喪禮「初終」「陳襲衣」「襲」の注
四庫全書本『家禮』の巻頭にある提要(四庫全書の編者が書いた解説で、乾隆四十六年十二月に校訂して進めたと記す)は、旧本は宋の朱子の撰と題するが、王懋竑が『白田雜著』の「家禮考」で、朱子の年譜・行状・文集の記述が食い違うことを挙げて朱子の書ではないと論じたのを、考証がもっとも明らかだと認める。そのうえで提要は、元・明以来世間で使われてきたので収めて残す、と書く。
この記述の範囲: 四庫全書本の巻頭の提要の範囲
- 家禮(四庫全書本)(巻頭・提要と序) 巻頭「家禮 禮類六 雜禮書之屬 提要」の全文
四庫全書本『家禮』の序(「熹」と名のる)は、三代のころには礼の経が整っていたが、今に伝わる家屋・器物・衣服の定めや出入り・起居の作法はもう今の世に合わない、と述べる。そこで古今の書を調べ、変えられない大筋はそのままに少し手を加えて一家の書にした、と書く。
この記述の範囲: 四庫全書本の巻頭の家禮序の範囲。序の書き手を朱熹とするのは序の自称による
- 家禮(四庫全書本)(巻頭・提要と序) 巻頭「家禮序」