文献
魯班經匠家鏡
- 魯班經
明代の工匠向けの書物(『魯班經』とも)。家屋の上棟儀礼の章に、匠人の秤・丈竿・墨斗・曲尺を香卓に据えて凶神を打ち払うという記述がある。
資料の記述
墨縄(墨斗)は魯班經匠家鏡に現れる。家屋の上棟儀礼(起造立木上梁式)で、匠人が使う秤と丈竿、墨斗、曲尺を紐で結んで香を焚く机の上の米桶に据え置き、あわせて「巡官羅金」と呼ばれるものも安置して凶神を打ち払うと記す
この記述の範囲: 魯班經匠家鏡 卷之一「起造立木上梁式」節
- 重訂相宅造福全書(魯班經匠家鏡)卷之一 魯班經匠家鏡 卷之一「起造立木上梁式」節
墨縄(墨斗)は魯班經匠家鏡に現れる。巻一「論畫柱」の条は、柱に墨で線を打つ(畫柱繩墨)作業を、時刻の吉凶(「値日」の「白」を取る)に従って行うべきだと記す
この記述の範囲: 魯班經匠家鏡 卷之一「論畫柱」節
- 重訂相宅造福全書(魯班經匠家鏡)卷之一 魯班經匠家鏡 卷之一「論畫柱」節
『魯班經匠家鏡』卷之一の巻頭は、この巻をまとめた者として午榮、共に集めた者として章嚴、校正した者として周言の名を、北京と南京の匠の役所の役名とともに挙げる。同じ巻の「魯般真尺」の条は、門の幅を、財・病・離・義・官・劫・害・本の八字を刻んだ魯般尺(曲尺の一尺四寸四分にあたる大工の物差し)に当て、吉い字に当たる寸法をとるように書く。
この記述の範囲: 識典古籍の翻刻の『魯班經匠家鏡』卷之一。編者の名は巻頭の表示で、本当の編者かどうかは確かめていない
- 重訂相宅造福全書(魯班經匠家鏡)卷之一 卷之一の巻頭の表示と「魯般真尺」の条
『魯班經匠家鏡』卷之一の「請設三界地主魯班仙師祝上梁文」は、棟上げの日に唱える祝いの文で、直符使者(その日の当番の神の使い)に香を託して、三界の神々や魯班の真仙などを招き、酒を三度供える。結びの詩では、金の槌を打てば、天の煞(たたりをなす悪い気)は天へ、地の煞は地の下へ帰り、悪い煞と凶い神は急いで逃げ去ると唱える。
この記述の範囲: 識典古籍の翻刻の『魯班經匠家鏡』卷之一「請設三界地主魯班仙師祝上梁文」
- 重訂相宅造福全書(魯班經匠家鏡)卷之一 卷之一「請設三界地主魯班仙師祝上梁文」の初めと結びの詩