文献
遵生八牋
明の養生・日用の書(維基文庫の翻刻による)。卷七に工匠の魘鎮とその解き方を記す節がある。
資料の記述
厭勝・魘鎮(工匠が建物に仕込むまじない)は遵生八牋に現れる。『遵生八牋』卷七の「起造工匠魘鎮解法」は、《臞仙》の言として、家を建てる大工・瓦葺き・石積み・彩色の職人はみな魘鎮や呪詛を行うと述べ、着工の初めに土木の神を祭って、それが作った者自身に返るよう祈る祭文を載せる。
この記述の範囲: 『遵生八牋』卷七「起造工匠魘鎮解法」
- 遵生八牋/卷07(起居安樂箋 上卷) 遵生八牋 卷七(起居安樂箋 上卷)「起造工匠魘鎮解法」の第1段
維基文庫の『遵生八牋』目次頁の解説は、この書を明の錢塘の人、髙濂(字は深父)が撰んだ十九卷の書とし、八つの部に分かれると書く。卷七・卷八の「起居安樂牋」は、住まいや道具のうち身を養うのに役立つものを扱う部だとし、全体を、ゆとりの暮らしの楽しみのための書で誤りも少なくないが、古い器物の論や単方(一つの薬の処方)を集めた所には採るべきものがある、と評する。
この記述の範囲: 目次頁の冒頭の解説(四庫全書總目提要の体裁の文。頁に出どころの表示は無い)
- 遵生八牋(目次頁と序) 目次頁の冒頭の解説の囲み
『遵生八牋』の巻頭には、屠隆の序と李時英の敘が載り、どちらも萬曆辛卯の年(萬曆十九年、1591年)の日付を持つ。李時英の敘は、髙濂(号は瑞南)から生涯の実際の言葉を集めた書だと批評を求められ、夜通し読んだと述べ、八つの部の名と中身を一つずつ挙げて、自分も版木に刻むよう勧めたと書く。
この記述の範囲: 目次頁に載る屠隆の序と李時英の敘の範囲(維基文庫の翻刻)
- 遵生八牋(目次頁と序) 「序」の末尾の日付と署名、「敘」の後半と末尾の日付