モチーフ
鈴
- 諦鐘
資料の記述
帝鐘(三清鈴・法鈴・法鐘とも呼ぶ)は高さ約23cm、口径約9cmで通常は黄銅製とし、柄が付き、柄の先端は「山」の字の形で、並んだ3本の突起が三清を象徴すると記す
この記述の範囲: 張澤洪「道教齋醮法壇的法器」(弘道 第七期)p.24「帝鐘」節
- 道教齋醮法壇的法器 弘道 第七期 p.24「帝鐘」節
黄帝が崑崙山の峰で神霊に会い天帝から帝鐘を授かったという伝説を記し、明代『天皇至道太清玉冊』巻五の「手に帝鐘を執って火を万里に投げ、鈴を流して八方を衝く」という句を引いて、帝鐘には降神・駆魔の作用があるとする
この記述の範囲: 張澤洪「道教齋醮法壇的法器」(弘道 第七期)p.24「帝鐘」節。『天皇至道太清玉冊』そのものは未読
- 道教齋醮法壇的法器 弘道 第七期 p.24「帝鐘」節
帝鐘(三清鈴・法鈴・法鐘とも)は黄銅製で、柄の先端は「劍」と呼ばれ「山」の字形をなし、そこに並ぶ三本の突起が三清を象徴するとされ、高功が手に握って揺らし、神鬼を招き寄せ払うために用いるとされると張澤洪論文は記す
この記述の範囲: 張澤洪「道教齋醮法壇的法器」「帝鐘」の項
- 道教齋醮法壇的法器 誌面24頁「帝鐘」の項
萌典は「法鈴」を、インド仏教の密教から伝わったチベット族の、振って鳴らす楽器とし、銅製で高さ約25cm、口は平らで鐘に似た形、中に金属の舌を吊り、ラマの法事の読経や仏楽に使い、道教も法器として用いると説明する
道教文化中心資料庫の「法器」の項は、宮観の法器をふだん法壇の架に並べておくものとし、神仙を仰ぎ祖師を敬い邪を払う器物(笏・如意・寶劍・令旗・勅令牌など)と、打ち鳴らす法器(鐃・鑔・木魚・鼓・磬など)の二類に分け、手鈴を後者に数える
- 法器 「法器」本文第2段
鈴は飛僵(子不語卷十二)で使われる。道士が僵屍は鈴の音を最も恐れると言い、老翁が穴の中で二つの鈴を休まず振り続けると、戻った屍は穴に入れず、村人と格闘して夜明けに倒れ、焼かれたと記す。
この記述の範囲: 『子不語』卷十二「飛僵」
- 子不語 卷12 子不語 卷12「飛僵」中段〜末尾
謝宗榮は道教の法器を働きで召請・證盟・驅煞辟邪の三つに分け、帝鐘を令牌・龍角と並べて「召請」の法器(護法の神を壇に招く、疏文を届けるための物)に入れる
この記述の範囲: 台湾の道壇の法器(謝宗榮の概説、2011)
- 台灣的道教法器及其儀式運用 冒頭の段(「道教的主要特徵之一」で始まる段)
謝宗榮は、帝鐘(法鐘・三清鈴とも)を道士がいちばんよく使う法器の一つとし、道士は請神と呪を唱える進行に合わせて上の柄を握り、拍子をとって前後に振り、鈴の音で邪魔を払う働きもあるとする
この記述の範囲: 台湾の道壇の法器(謝宗榮の概説、2011)
- 台灣的道教法器及其儀式運用 小見出し「帝鐘」の段
謝宗榮は、龍角を吹いて五營の官將などの神将を招く儀式で、法師が左手に帝鐘(または令旗・七星劍)を持ち、右手の龍角を口に当てて吹くと書く
この記述の範囲: 台湾の法師・道士が龍角を使う儀式(謝宗榮の概説、2011)
- 台灣的道教法器及其儀式運用 龍角の段(「龍角又稱龍甲」で始まる段)
蓬瀛仙館の解説頁は、帝鐘を道士が儀礼を行うときの法器とし、法師が術を施すときに片手で柄を持って振り、その音には「振動法鈴,神鬼咸欽」(法鈴を振れば神も鬼も敬う)という意味があるとする
この記述の範囲: 香港の道観のサイトの解説(日付の表示なし)
- 帝鐘(道教文化の解説頁) 「•帝鐘•」の本文 1 段
蕭登福論文が引く高賢治主編『臺灣宗教』第三章の文は、烏頭・紅頭の道士が儀礼で使う法器は共通で「諦鐘(銅鈴法)」・牛角(法螺)・劍は両者同じだが、葬儀と祭礼では烏頭道士がさらに盂鉢・鐘磬・木魚・手爐・木笏などを加えて使う、と書く
この記述の範囲: 台湾の烏頭・紅頭の道士(『臺灣宗教』〔1995〕の文、蕭登福論文の引用による)
- 台灣當今的道教宗派──兼論紅頭烏頭、道法二門(上) 頁 10 右段、『臺灣宗教』第三章〈台灣道教起源及其派別〉を引く段(脚注 10)
鈴は趕屍で使われる。施蟄存「祝由科的巫術」で四川の商人が語る話では、死人を歩かせるのに振る攝魂鈴を、祝由科は歩きながら振って行き合う人に脇へよけさせるともされる。鈴一つが、導く動作の一部と生者への合図の両方に出てくる
この記述の範囲: 施蟄存「祝由科的巫術」の四川商人の話(話されたのは1937年秋とされ、随筆はその約五十年後の回想)
- 祝由科的巫術 四川客商の話(「湘西這一帶」で始まるかぎ括弧の中)
鈴は趕屍で使われる。同じ2007年の記事は、続く段で、赶尸匠は提灯を持たず、手に摄魂铃を振って、夜道を行く人をよけさせ、犬を飼う家に犬をしまうよう知らせる、と書く
この記述の範囲: 福州新闻网 2007-04-11 の本文2頁目の第2段
- 台湾报刊图解湘西“赶尸”真相 2頁目(_2.shtml)第2段(「他不打灯笼」で始まる段)