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令牌(道教の号令札)
- 令牌
- 五雷號令牌
道教の斎醮儀礼で高功が手にする木製・金属製の札状の法具。古代軍隊の虎符に由来するとされ、雷を象る文字や図像、二十八宿の名などを刻むとする資料の記述がある。
資料の記述
令牌は中国古代軍隊が命令を発するために用いた虎符に由来するとし、『道書援神契』を引いて漢代の銅虎符(上が丸く下が方形で五つの牙の文様を刻む)との類似を説明する
この記述の範囲: 道教文化中心資料庫「令牌」項「由來」節。『道書援神契』そのものは未読で、資料庫の引用として記録
- 令牌(道教文化中心資料庫) 道教文化中心資料庫「令牌」項「由來」節
明代の『上清靈寶濟度大成金書』が載せる五雷号令牌の図では、雷に撃たれた棗の木で作り、長さ5寸5分・幅2寸4分・厚さ5分とし、正面に龍が絡む剣の形、裏面に雷令の符文、側面周囲に二十八宿の名を刻み、吉日を選んで作り、錦の袋に納めると記す
この記述の範囲: 道教文化中心資料庫「令牌」項「作用」節。『上清靈寶濟度大成金書』そのものは未読で、資料庫の引用として記録
- 令牌(道教文化中心資料庫) 道教文化中心資料庫「令牌」項「作用」節
令牌は多くが木材または金属で作られる長方形の塊状の法具で、六面すべてに図形や文字を彫刻または鋳造すると記す
この記述の範囲: 道教文化中心資料庫「令牌」項「作用」節
- 令牌(道教文化中心資料庫) 道教文化中心資料庫「令牌」項「作用」節
令牌(雷令・五雷号令牌とも呼ぶ)は雷に撃たれた棗の木で作るのが最も良いとし、弧を描く頂と平らな底を持つ形で、高さ約18cm・幅約7cm・厚さ約3cm、正面に「五雷號令」、背面に「總召萬靈」、両側面に二十八宿の名を刻むと記す
この記述の範囲: 張澤洪「道教齋醮法壇的法器」(弘道 第七期)p.26「令牌」節
- 道教齋醮法壇的法器 弘道 第七期 p.26「令牌」節
令牌(雷令・五雷號令牌とも)は、古代の軍隊の虎符(割符)に由来するとされ、雷撃棗木で作るのを最上とし、正面に「五雷號令」、背面に「總召萬靈」、両側に二十八宿の名を刻むと張澤洪論文は記す
この記述の範囲: 張澤洪「道教齋醮法壇的法器」「令牌」の項
- 道教齋醮法壇的法器 誌面26頁「令牌」の項
霹靂木・雷擊木(雷に撃たれた木)は令牌(道教の号令札)で使われる。方以智『物理小識』は、道士が雷に撃たれた棗の木で令牌を作るのは、その赤い心材が堅く、雷によって霊験を帯びるからだとし、あわせて棗の木を刻んで印にする法(中皇制使虎豹法)や、『唐六典』の羨門式法も棗の心材を使うことを挙げる。
この記述の範囲: 『物理小識』(四庫全書本)卷12 神鬼方術類「佩印」
- 物理小識 (四庫全書本)/卷12(神鬼方術類) 卷12「佩印」の条
令牌(道教の号令札)は台湾で使われる。劉枝萬 1986 は、台湾の醮祭で雷令(五雷牌)を使う重点が紅頭と烏頭で違うとする。紅頭では辟邪浄境に重点があり、封山禁水・勅水禁壇・勅符謝壇の科儀で多く使う。烏頭では召神遣將に重点があり、發表・宿啓など七場の、表文を焚いて天廷に届ける科儀で使う。烏頭でも宿啓科儀の斬命魔の場面で、鬼門を封じるのに副次的に使う、と記す。
この記述の範囲: 劉枝萬「雷神信仰と雷法の展開」五 臺灣の雷法
- 雷神信仰と雷法の展開 紙面 一六 左段 〜 右段 冒頭