モチーフ
両腕を前に伸ばす
死者が両腕を前へ伸ばす動作。清代の『聊齋志異』「尸變」では屍が両腕を伸ばして客をつかもうとし、『子不語』「僵屍抱韋馱」では像に抱きつく。
資料の記述
両腕を前に伸ばすは尸變に現れる。遺体が木越しに両腕を伸ばして客をつかもうとする場面(伸兩臂隔樹探扑之)に、この動作が現れる。
この記述の範囲: 「尸變」後半の一箇所のみ
- 聊齋志異/第01卷(「尸變」を含む巻一の全文) 「尸變」後半、尸暴起,伸兩臂隔樹探扑之の一文
両腕を前に伸ばすは僵屍抱韋馱に現れる。『子不語』卷二十二「僵屍抱韋馱」では、白い毛に覆われた屍が棺から出て布売りの李九にまっすぐ飛びかかり、李が仏壇に駆け上って韋馱(寺を守る神)の像の後ろに隠れると、僵屍は両腕を伸ばして韋馱の像に抱きつき、口でかじってがりがりと音を立てた(伸兩臂抱韋馱神而口咬之)、と記す。
この記述の範囲: 「僵屍抱韋馱」第1段の一か所
- 子不語 卷22 子不語 卷22「僵屍抱韋馱」第1段、「僵屍伸兩臂抱韋馱神而口咬之」の一文
風傳媒の2026年の記事(魏甫丞)は、華語の映画の殭屍の決まった姿として、清の長袍と官帽、白い顔、額の黄色い符とともに、両手を前にまっすぐ伸ばし跳ねて人を追うことを挙げ、清代の志怪の作品を見直しても、殭屍が両手を伸ばして跳ねて歩かねばならないとは書かれていない、とする。
この記述の範囲: 台湾のウェブ媒体の記者の解説記事の範囲
- 殭屍為什麼總是穿清朝官服?不是古人規定的,真正原因和香港電影有關 記事の冒頭の二段(「華語電影裡的殭屍,幾乎都有一套固定造型」の段と「但翻回這些古典作品」の段)