話
僵屍抱韋馱
『子不語』卷二十二の一話で、霍山の寺に泊まった布売りの李九が、夢で韋馱(寺を守る神)に起こされて像の後ろに隠れると、棺から出た白い毛の僵屍が両腕で像に抱きついてかじる。翌日、像の杵は三つに折れており、僧たちは官に知らせて棺を焼いた。
資料の記述
全身に毛が生える(白毛・緑毛・五色の毛)は僵屍抱韋馱に現れる。佛廟の寝台の後ろの仮置きの棺から出た屍は、全身が白い毛で銀鼠の毛皮を裏返しに着たようで顔も毛に覆われ、深く黒い目の中に緑の眼が光っていたと記す。
この記述の範囲: 『子不語』卷二十二「僵屍抱韋馱」
- 子不語 卷22 子不語 卷22「僵屍抱韋馱」第1段
両腕を前に伸ばすは僵屍抱韋馱に現れる。『子不語』卷二十二「僵屍抱韋馱」では、白い毛に覆われた屍が棺から出て布売りの李九にまっすぐ飛びかかり、李が仏壇に駆け上って韋馱(寺を守る神)の像の後ろに隠れると、僵屍は両腕を伸ばして韋馱の像に抱きつき、口でかじってがりがりと音を立てた(伸兩臂抱韋馱神而口咬之)、と記す。
この記述の範囲: 「僵屍抱韋馱」第1段の一か所
- 子不語 卷22 子不語 卷22「僵屍抱韋馱」第1段、「僵屍伸兩臂抱韋馱神而口咬之」の一文
『子不語』卷二十二「僵屍抱韋馱」の書き出しでは、宿州の布売りの李九が、霍山を通る途中で宿屋が満員だったので、やむなく仏の寺に泊まる。夜の二更(夜を五つに分けた二つ目の時刻)のころ、熟睡していると、夢に韋馱(寺を守る神)が背を撫でて「早く起きよ、大難が来る。わたしの後ろに隠れれば助かる」と告げ、李は驚いて目を覚ました。
この記述の範囲: 『子不語』卷二十二「僵屍抱韋馱」第1段の前半
- 子不語 卷22 卷二十二「僵屍抱韋馱」第1段の前半
「僵屍抱韋馱」の結びでは、李九の叫び声で僧たちが棍棒と松明を持って集まると、僵屍は棺に逃げこみ、棺は元どおり閉じた。翌日、韋馱の像は僵屍に傷つけられ、手にした杵は三つに折れていた。僧たちは官に知らせてその棺を焼き、李九は韋馱の恩に感じて像を造り直し、金で飾った。
この記述の範囲: 『子不語』卷二十二「僵屍抱韋馱」第1段の末と第2段
- 子不語 卷22 卷二十二「僵屍抱韋馱」第1段の末と第2段