話
李婆墓(夷堅支甲志卷二)
- 李婆墓
『夷堅支甲志』卷二の一話で、紹興丁巳の年、盗賊が三百人を集めて下邳の李婆墓を掘ると、白髪で黒い顔の大きな老婆が外棺(槨)の上に座って長く嘯き、谷の水が沸き立った。逃げた盗賊のうち度胸のある一人が戻って見ると、棺も外棺も消えて空の穴だけが残っており、五十日のうちに多くが急死した。
資料の記述
墓を暴く(發冢・盜墓)は李婆墓(夷堅支甲志卷二)に現れる。『夷堅支甲志』卷二「李婆墓」では、偽齊の末の紹興丁巳の年に、宝が多いと言い伝えられた下邳の李婆墓を盗賊が三百人を集めて掘り、棺槨が見えたところで休んでいると、背が七尺余りで白髪・黒い顔の醜い老婆が白い練絹の衣で槨の上に座り、指を弾いて長く嘯くと谷の流れが沸き立ったので皆逃げ、戻ると棺槨は消えて穴だけが残り、五十日のうちに多くが急死したり倒れたりした
この記述の範囲: 『夷堅支甲志』卷二「李婆墓」(紹興丁巳〔本文の字は「丁已」〕、偽齊の末)
- 夷堅支甲志 卷二 夷堅支甲志 卷二、見出し「李婆墓」
李婆墓(夷堅支甲志卷二)は夷堅志に収められている。
この記述の範囲: 『夷堅志』の支志(維基文庫の翻刻)
- 夷堅支甲志 卷二 夷堅支甲志 卷二、見出し「李婆墓」
『夷堅支甲志』卷二「李婆墓」の後半では、外棺(槨)の上に現れた白髪で黒い顔の老婆が長く嘯いて盗賊たちが逃げ散ったあと、もやが四方を覆って神や鬼が出入りし、車馬の音や雷のような音が聞こえた。晴れてから度胸のある盗賊が一人で見に戻ると、棺も外棺もどこにもなく、空の穴だけが残っていた。五十日のうちに急死する者や、わけもなく倒れる者が多く、里の民は力を合わせて穴を埋め、祭りを行った。
この記述の範囲: 『夷堅支甲志』卷二「李婆墓」の後半と結び
- 夷堅支甲志 卷二 支甲志卷二「李婆墓」の後半と結び
李婆墓(夷堅支甲志卷二)は夷堅志に現れる。『夷堅志』の四庫全書本は、「李婆墓」を甲卷二の一話として収める。下邳の古い丘が李婆墓と言い伝えられ、紹興丁巳の年に盗賊が三百人を集めて掘る筋は、維基文庫にあるもう一つの翻刻(支甲志卷二)と同じである。
この記述の範囲: 維基文庫の『夷堅志』四庫全書本の甲卷二と、もう一つの翻刻の支甲志卷二
- 夷堅志(四庫全書本)甲卷二 甲卷二の見出し「李婆墓」
- 夷堅支甲志 卷二 支甲志卷二の見出し「李婆墓」