話
批僵屍頰
『子不語』卷八に収められた一話。夜道で出会った、林の中から跳ねながら近づいてきた者の頰を酔った勢いで打つと、その頭が回転するように動いて後で報復に来た顛末を記す。地元の者は、これを「できたばかりでまだ完全に成っていない僵屍」と説明したとされる。
資料の記述
跳ねて移動するは批僵屍頰に現れる。本文は、夜道で行き会った者が林の中から「跳躍而來」(跳ねながら近づいてくる)姿で現れたと記す。
この記述の範囲: 『子不語』卷八「批僵屍頰」全文を通読した範囲
- 子不語 卷8 子不語 卷八「批僵屍頰」冒頭
キョンシー(僵屍・殭屍)は批僵屍頰に現れる。本文は、この跳ねながら近づいてきた者について、後日土地の者に尋ねると「此初做僵屍,未成材料者也」(できたばかりでまだ完全な形に至っていない僵屍だ)という答えを得たと記す。
この記述の範囲: 『子不語』卷八「批僵屍頰」全文
- 子不語 卷8 子不語 卷八「批僵屍頰」末尾
跳ねて移動するは批僵屍頰に現れる。馮藝超(2007)論文は、跳躍しながら歩く(移動する)僵屍が描かれるのは、同論文が扱う子不語・續子不語の僵屍譚の中で「批僵屍頰」の一話に限られると述べる。
この記述の範囲: 馮藝超2007論文、四「僵屍的形貌」の節末尾
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 馮藝超「《子不語》正、續二書中僵屍故事初探」印刷頁205-206付近(四、僵屍的形貌)
キョンシー(僵屍・殭屍)は批僵屍頰に現れる。頬を打った錢の手は翌日には墨のように黒くなり、その黒みが完全に退くまで三、四年を要したと記される。
この記述の範囲: 『子不語』巻8「批僵屍頰」末尾
- 子不語 卷8 子不語 巻8「批僵屍頰」末尾
『子不語』卷八「批僵屍頰」で、林の中から跳ねながら近づいてきた者は、髪を振り乱し、はだしで、顔は白く塗った壁のようだった(披髮跣足,面如粉牆)と記される。服・冠・札・腕の形については本文に書かれていない。
この記述の範囲: 『子不語』卷八「批僵屍頰」全文
- 子不語 卷8 子不語 卷八「批僵屍頰」第 1 段(「見樹林內有人跳躍而來,披髮跣足,面如粉牆」)
『子不語』卷八「批僵屍頰」で、酔った錢という男がその者の頰を打つと、頭は打たれるたびに回り、しばらくして元に戻って、糸で操る木偶のようだった。後ろから人が来ると、その者は退いて林に消えた。翌日、錢の手は墨のように黒くなり、黒みが抜けきるまで三、四年かかった、と記される。
この記述の範囲: 『子不語』卷八「批僵屍頰」全文
- 子不語 卷8 子不語 卷八「批僵屍頰」第 1 段(「手批其頰。其頭隨披隨轉,少頃又回,如牽絲於木偶中」から「三四年後,黑始退盡」まで)