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鶏の初鳴き(雞初鳴)
- 雞初鳴
鶏が最初に鳴く時刻(雞初鳴)を境に、僵屍の言動が哀願から悪態に転じ、しばらくして声がやんだと描かれる。
資料の記述
鶏の初鳴き(雞初鳴)は僵屍求食に現れる。鶏が最初に鳴く時刻が、僵屍の哀願が悪態に転じる境目として描かれ、その後しばらくして声がやんだとされる。
この記述の範囲: 『子不語』巻13「僵屍求食」
- 子不語 卷13 子不語 巻13「僵屍求食」第3段末尾
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 東華漢學 第6期、印刷頁209(PDF内頁21)反対の記述
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 馮藝超(2007)論文、頁209、項目1「怕雞鳴、天明」
鶏の初鳴き(雞初鳴)は鬼吹頭彎に現れる。『子不語』卷二十三「鬼吹頭彎」では、古い廟の楼で武官の林と長く組み合っていた紅い衣の女が、鶏の鳴くころになって地に倒れ、僵屍だったと分かる。
この記述の範囲: 『子不語』卷二十三「鬼吹頭彎」の本文
- 子不語 卷23 卷二十三「鬼吹頭彎」、格闘の場面の終わり
鶏の初鳴き(雞初鳴)は子不語に現れる。『子不語』卷十三「僵屍貪財受累」では、棺の中の金銀をねらって棺を開けた塾の先生の王を追って楼に上がった屍が、楼の下へ突き落とされたあと、まもなく鶏が鳴いてからは物音を立てなくなる。卷十五「棺蓋飛」では、空を飛ぶ棺の蓋に追われた李甲が叫び続けるうち、鶏が一声鳴くと蓋が消え、李はのちに「人の声は鶏の声に及ばない。鬼は人を怖がらず、かえって鶏を怖がるのか」と人に語った。
この記述の範囲: 『子不語』卷十三「僵屍貪財受累」・卷十五「棺蓋飛」の本文。「棺蓋飛」で人を追うのは屍ではなく、棺の蓋
馮藝超(2007)は、『子不語』正続の僵屍の話では、人が追われて命が危ないときに鶏が鳴くと、僵屍が急に力を失って動けなくなる場面がくり返し出るとし、鶏の声は夜明けが近いことを表すので、僵屍は鶏の声を恐れ、それに続く日の光をさらに恐れるのだと説く。鶏は死を防ぎ悪を避けるものだとする後漢の『風俗通義』の説も引く。
この記述の範囲: 馮藝超「《子不語》正、續二書中僵屍故事初探」(『東華漢學』第6期、2007年)の整理と解釈
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 頁208〜209、項目「怕雞鳴、天明」