話
僵屍求食
資料の記述
僵屍求食は子不語に現れる。維基文庫の版では、この話は『子不語』巻13の目次14番目の話として収められている。
この記述の範囲: 維基文庫版『子不語』巻13
- 子不語 卷13 子不語 巻13、目次14番目「○僵屍求食」の見出し
僵屍(にんべんの表記)は僵屍求食に現れる。「僵屍求食」の見出し・本文で、対象はにんべんの「僵屍」の字で一貫して記される(「殭屍」の字は現れない)。
この記述の範囲: 維基文庫版『子不語』巻13「僵屍求食」
- 子不語 卷13 子不語 巻13「僵屍求食」見出しおよび本文冒頭〜末尾
物語の舞台は「武林」銭塘門内の更楼およびその付近の小廟と記される。
この記述の範囲: 『子不語』巻13「僵屍求食」
- 子不語 卷13 子不語 巻13「僵屍求食」冒頭「武林錢塘門內有更樓」
キョンシー(僵屍・殭屍)は僵屍求食に現れる。二更に拍子木の音がすると、廟から一人が出て足早に去り、五更には拍子木の音より先に廟へ戻る、という行き来が繰り返されたと記される(この段では棺への言及は無く、棺からの出入りと分かるのは後段)。
この記述の範囲: 『子不語』巻13「僵屍求食」冒頭
- 子不語 卷13 子不語 巻13「僵屍求食」第1段
キョンシー(僵屍・殭屍)は僵屍求食に現れる。顔は乾いて黒ずみ、眼窩が落ちくぼんだ姿で描かれ、肩に銀の塊を掛けて歩き、衣擦れのような音を立てると記される。
この記述の範囲: 『子不語』巻13「僵屍求食」
- 子不語 卷13 子不語 巻13「僵屍求食」第2段
キョンシー(僵屍・殭屍)は僵屍求食に現れる。廟の中に長らく塵の積もった古い棺があり、任三はこれを手掛かりにこの者を僵屍と判断したと記される。僧に尋ねると、師匠のそのまた先代(師祖)の頃に誰とも知れぬ者が仮に預けたものだという。
この記述の範囲: 『子不語』巻13「僵屍求食」
- 子不語 卷13 子不語 巻13「僵屍求食」第2段
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 東華漢學 第6期、印刷頁204(PDF内頁16)
キョンシー(僵屍・殭屍)は僵屍求食に現れる。棺の背板(俗に「和頭」と呼ばれる部分)が外れて地面に落ち、棺の中は空になっていたと記される。
この記述の範囲: 『子不語』巻13「僵屍求食」
- 子不語 卷13 子不語 巻13「僵屍求食」第3段
キョンシー(僵屍・殭屍)は僵屍求食に現れる。棺に戻れなくなった後、五更に任三の名を呼んで助けを求め、子孫が無く供物を得られず飢えて出歩いていたと自ら語ったと記される。
この記述の範囲: 『子不語』巻13「僵屍求食」
- 子不語 卷13 子不語 巻13「僵屍求食」第3段
キョンシー(僵屍・殭屍)は僵屍求食に現れる。翌朝、硬直して倒れている屍が見つかり、人々に告げて役所に届け出たうえで、屍を棺に戻して焼き、その一帯は静かになったと記される。
この記述の範囲: 『子不語』巻13「僵屍求食」末尾
- 子不語 卷13 子不語 巻13「僵屍求食」末尾
鶏の初鳴き(雞初鳴)は僵屍求食に現れる。鶏が最初に鳴く時刻が、僵屍の哀願が悪態に転じる境目として描かれ、その後しばらくして声がやんだとされる。
この記述の範囲: 『子不語』巻13「僵屍求食」
- 子不語 卷13 子不語 巻13「僵屍求食」第3段末尾
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 東華漢學 第6期、印刷頁209(PDF内頁21)反対の記述
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 馮藝超(2007)論文、頁209、項目1「怕雞鳴、天明」
赤豆・鉄屑・米粒で棺を封じるは僵屍求食に現れる。任三の仲間の一人が「鬼は赤豆・鉄屑・米を嫌うと聞いた」として、それを棺の周りに撒けば出て行った僵屍が棺に戻れなくなる、という方法を語り、任三がそれに従ったと記される(方法は作中人物の伝聞として語られる)。
この記述の範囲: 『子不語』巻13「僵屍求食」
- 子不語 卷13 子不語 巻13「僵屍求食」第2段〜第3段
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 東華漢學 第6期、印刷頁215(PDF内頁27)
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 馮藝超(2007)論文、頁214-215、項目7「畏《易經》與赤豆、鐵屑及米子」
キョンシー(僵屍・殭屍)は僵屍求食に現れる。馮藝超(2007)は、本話の僵屍を身元不詳(無名)の死者の例のひとつとして挙げている。
この記述の範囲: 馮藝超(2007)の分類(僵屍求食を例に)
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 東華漢學 第6期、印刷頁204(PDF内頁16)
キョンシー(僵屍・殭屍)は僵屍求食に現れる。馮藝超(2007)は、本話を、僵屍が供物(血食)を求めて出没する「飢渇求祭」型の説話の一例として挙げている。
この記述の範囲: 馮藝超(2007)の分類(僵屍求食を例に)
- 《子不語》正、續二書中僵屍故事初探 東華漢學 第6期、印刷頁197(PDF内頁9、節見出し「飢渴求祭」)
更夫の任三は当初、廟の僧が何か企んでいると疑い、それを種に酒食をせしめようと見張り始めた、と記される。
この記述の範囲: 維基文庫『子不語』巻13「僵屍求食」第1段
- 子不語 卷13 子不語 巻13「僵屍求食」第1段末尾
キョンシー(僵屍・殭屍)は僵屍求食に関わる。本文には、屍が人の息・気・陽気で人を見つける、追う、吸うという記述、および人が息を止める・殺すことで難を逃れたという記述は見当たらない。屍は二更に拍子木の音を機に出て、五更には拍子木が鳴る前に廟へ戻っていた、と記されるのみである。
この記述の範囲: 『子不語』卷十三「僵屍求食」(維基文庫翻刻)で読んだ範囲
- 子不語 卷13 子不語卷十三「僵屍求食」全文