文献
抱朴子
東晋の葛洪の著。内篇・登渉篇に、入山者が老いた妖魅の正体を見破るための鏡や、水難を避けるための銅剣についての記述がある。
資料の記述
鏡は抱朴子に現れる。入山する道士は、直径9寸以上の明鏡を背中に懸けておけば、年を経た妖魅が近づけないとする
この記述の範囲: 抱朴子内篇・登渉篇。妖魅一般への対処法として記され、特定の存在(僵屍等)への言及ではない
- 抱朴子/卷17(内篇・登渉) 抱朴子内篇 卷十七 登渉
鏡は抱朴子に現れる。妖魅が人の姿に化けても鏡に映すと本来の姿(鹿や犬など)が現れるとし、その実例として蜀・雲台山の話と林慮山の亭の話を挙げる
この記述の範囲: 抱朴子内篇・登渉篇
- 抱朴子/卷17(内篇・登渉) 抱朴子内篇 卷十七 登渉
法剣(桃木の剣を含む)は抱朴子に現れる。水難を避けるための雄剣・雌剣は桃木ではなく、五月丙午日に精錬した銅(雄剣と雌剣それぞれ長さ5寸5分)で作るとし、材質は桃木と明記されていない
この記述の範囲: 抱朴子内篇・登渉篇「水中を行く法」。桃木で作る剣についての記述ではなく、対象は蛟龍等の水中の害を避けるための銅剣である点に注意
- 抱朴子/卷17(内篇・登渉) 抱朴子内篇 卷十七 登渉(水中を行く法の条)
札(符)は抱朴子に現れる。符はいずれも老君に由来する天の文字であると、抱朴子は師の鄭君の言葉として引く
この記述の範囲: 抱朴子内篇 卷十九 遐覽(鄭君の言として引用される段)
- 抱朴子/卷19(内篇・遐覽) 抱朴子内篇 卷十九 遐覽(大符列挙の後、鄭君の言を引く段落)
札(符)は抱朴子で使われる。符と剣は鬼を退け邪を辟けるために用いるものであり、不老長生を求める道士の本旨はあくまで薬にあるとする
この記述の範囲: 抱朴子内篇 卷十九 遐覽
- 抱朴子/卷19(内篇・遐覽) 抱朴子内篇 卷十九 遐覽(同段落末尾)
札(符)は抱朴子に関わる。書き写された文字は誤りやすいという諺(魚が魯に、虚が虎になる。「七」と「士」も筆画のわずかな違いで別字になる)を引き、符の字はそれよりも読めないために誤りにすら気づかれず、誤字はむしろ害になり得るとする
この記述の範囲: 抱朴子内篇 卷十九 遐覽
- 抱朴子/卷19(内篇・遐覽) 抱朴子内篇 卷十九 遐覽(同段落中盤)
札(符)は抱朴子で使われる。三皇内文・五嶽真形図は常に清潔な場所に安置し、事を行うたびに父君に仕えるように先に申し述べるとする
この記述の範囲: 抱朴子内篇 卷十九 遐覽
- 抱朴子/卷19(内篇・遐覽) 抱朴子内篇 卷十九 遐覽(三皇内文・五嶽真形圖の段)
札(符)は抱朴子で使われる。新たに家や墓を建てる際は地皇文を数十通書いて地面に敷き、翌日黄色く変じた場所の上に着工すれば家が富み栄えるとする
この記述の範囲: 抱朴子内篇 卷十九 遐覽
- 抱朴子/卷19(内篇・遐覽) 抱朴子内篇 卷十九 遐覽(同段中盤)
札(符)は抱朴子で使われる。長江や海を渡る際には十八字を衣の中に着ければ、終始風波の心配が無いとする
この記述の範囲: 抱朴子内篇 卷十九 遐覽
- 抱朴子/卷19(内篇・遐覽) 抱朴子内篇 卷十九 遐覽(同段末尾近く)