文献
里乘
清の許奉恩の筆記小説(十卷、維基文庫の翻刻による)。卷三には、追ってくる者を僵屍と思った話や、柩の蓋に墨縄を弾いて怪を鎮めた話がある。
資料の記述
溧陽史仲皋言三事(里乘卷三)は里乘に現れる。『里乘』卷三の「溧陽史仲皋言三事」は、溧陽の史仲皋が語ったという三つの話と里乘子の評から成る。
この記述の範囲: 『里乘』卷三(維基文庫の翻刻)
- 里乘/03(卷三) 里乘 卷三「溧陽史仲皋言三事」(見出しと本文全体)
里乘には、墨縄(墨斗)についての記述がある。
この記述の範囲: 『里乘』卷三「溧陽史仲皋言三事」の三つ目の話と評(維基文庫の翻刻)
- 里乘/03(卷三) 里乘 卷三「溧陽史仲皋言三事」、三つ目の話(「某處有厝柩」以下)と里乘子の評
里乘には、キョンシー(僵屍・殭屍)についての記述がある。
この記述の範囲: 『里乘』卷三「溧陽史仲皋言三事」の一つ目の話(維基文庫の翻刻)
- 里乘/03(卷三) 里乘 卷三「溧陽史仲皋言三事」、一つ目の話(「鄉里有某生者」以下)
維基文庫の『里乘』目次頁にある、句読を付けて校訂した点校者(文益人)の説明は、この書を清の桐城の人、許奉恩が撰んだ十卷百九十篇の書とし、許は癸卯の年(1843年)の秋の試験から三十年後の同治十三年(1874年)に書を完成させたとする。説明は、『聊齋志異』にならった作だが、勧善懲悪の目的をはっきり掲げる点では『閱微草堂筆記』に近いとし、点校の底本は清の光緒初年に抱芳閣が刊行した巾箱本(小型の本)『蘭苕館外集・里乘』十卷だ、と書く。
この記述の範囲: 目次頁に載る点校本の説明の範囲
- 里乘(目次頁) 目次頁の冒頭の点校の説明(末尾に「文益人」)
『里乘』卷一「僵屍」で、作者の父は働き盛りのころ庵に泊まり、夜、床の近くの地面から黄色い毛の猿のような物が半身を出すのを三度見て、僧の部屋の戸を叩いた。僧はうなずいて笑い、あなたは学問の星に守られた人なので害はないと思っていたが、ここまでするとは、と言って床を別の部屋に移しただけだった。数年後、その部屋の地下にあった古い棺が年を経て僵屍になっており、すでに掘り出されたと聞いた。
この記述の範囲: 『里乘』卷一「僵屍」
- 里乘 卷一 卷一「僵屍」