文献
西遊記
明代の白話長編小説。百回本。維基文庫の頁は作者を「吳承恩」と表示する(根拠となる校訂情報はページ内に無い)。研究所が確かめたのは、別系統とみられる明代刊本の影印(『李卓吾先生批評西遊記』(北京大学図書館の所蔵))と、維基文庫の現代の翻刻の2点。いわゆる「世德堂本」との関係は確認できていない(この点は「未解決の問い」の頁に問いとして挙げている)
資料の記述
西遊記 第二十七回は西遊記に現れる。『西遊記』第二十七回(回目「屍魔三戲唐三藏 聖僧恨逐美猴王」)として全書中に位置づけられる
この記述の範囲: 維基文庫『西遊記』(底本の記載なし)
- 西遊記/第027回(屍魔三戲唐三藏 聖僧恨逐美猴王) 西遊記/第027回、頁冒頭の回目表示「西遊記第二十七回 屍魔三戲唐三藏 聖僧恨逐美猴王」
僵屍(にんべんの表記)は西遊記に見られる。維基文庫が公開する『西遊記』の頁(第一回〜第百回)を対象に全文検索した範囲では、「僵屍」「殭屍」「殭尸」の表記は見つからず、「僵尸」も第二十七回の一箇所のみ見つかった
この記述の範囲: 維基文庫が公開する『西遊記』(CirrusSearchの索引範囲内)
- 維基文庫の全文検索(西遊記の頁に対する「僵尸」「僵屍」「殭屍」「殭尸」のinsource検索結果) 西遊記の頁を対象に「僵尸」「僵屍」「殭屍」「殭尸」で全文検索した結果
洒淨(法水を灑く所作)は西遊記に現れる。小説『西遊記』第二十六回では、観音菩薩が浄瓶の甘露(菩薩の瓶に入った霊水)で、倒された仙木の人参果の木を生き返らせる。菩薩は楊柳の枝で甘露を付けて孫悟空の手のひらに符を書き、木の根もとから清水を湧かせて玉の器に汲ませると、楊柳の枝でその水を細かく灑ぎながら経と呪文を唱え、木は青い葉と実を取り戻した。
この記述の範囲: 『西遊記』第二十六回の本文。仏教の菩薩が木を生き返らせる場面で、道教の壇の浄めの儀礼ではない
- 西遊記 第二十六回 第二十六回、観音菩薩が五荘観の後園で木を生き返らせる段
元神は西遊記に現れる。『西遊記』第四十回では、孫悟空が三蔵に、年を経て精になった蟒蛇(大蛇)は人の幼名を知っていて、草むらや山のくぼみから名を呼び、答えるとその人の元神(人の魂)をさらっていき、夜ついて来て命を奪うと話す。同じ回で、子どもの姿で悟空に背負われた妖怪は、体を抜け出して元神を出し、空高く跳び上がる。悟空が岩に叩きつけて引き裂いたのは、抜け出したあとに残った体だった。
この記述の範囲: 『西遊記』第四十回の前半
- 西遊記 第四十回「嬰兒戲化禪心亂 猿馬刀歸木母空」 第四十回、助けを求める声を聞く場面と、悟空が子どもの姿の妖怪を背負う場面